セルフネイルが好きな方なら、副業でもいいからネイルを仕事にしたい…なんて考えたこと一度はあるはず。
今回は、ネイルチップを作って販売するという、ネイルチップ販売のやり方について解説します。
この記事を書いた人
- セルフネイル.COM運営
- ネイリスト歴15年以上の元プロネイリスト
- ネイルスクール講師として初心者〜プロネイリストを目指す方まで幅広く指導した経験をもとに、分かりやすく解説
- ニュアンスネイル/透明感アート好き
ネイルチップ販売とは
ネイルの仕事には様々なパターンがあります。
- ネイリストとして働く
- ネイル講師として働く
- ネイルチップ販売をする
- オンラインサロンで講座を行う
その中でもネイル初心者の方でも比較的副業にしやすいのが、ネイルチップ販売です。
最近はインスタグラムでも素敵なネイルチップがたくさん載っていたり、お仕事やバイトで普段はネイルができない方のネイルチップ需要の高まりから、ネイルチップ販売の副業は人気が出てきています。
その分、デザイン性やクオリティの高さや、他ショップとの差別化が必要になってきますね。
ネイルチップ販売のやり方の主な流れは、
ネイルチップのデザインを考える→ジェルなどでアートをしてチップを作成する→販売サイトへ出品→売れたら梱包して発送する
このような流れです。
人の手にネイルを施すよりは、知識や技術の面からもハードルが低いので、ネイル初心者さんにおすすめの副業です。
ネイルチップ販売のメリットデメリット
ネイルチップ販売のメリット
- 材料費をあまりかけずに始められる
- 空き時間に少しずつ作業できる
- 資格がなくてもできる(あったほうが◎)
ネイルチップ販売のデメリット
- 販売価格が安い
- 梱包、発送の手間がかかる
- ライバル(出店者)が多い
- デザイン性やクオリティが低いと売れない
ネイルサロンでの勤務経験がない方や、ネイルの資格がない方でも始めやすいネイルチップ販売ですが、数多くのショップから選んでもらえるデザイン性や世界観、高いクオリティがなければ、低単価での販売にとどまってしまうか全く売れないということもあるので注意が必要です。
売れるネイルチップ作家になるためには、センスと技術を磨き続けることが必須条件になるでしょう。
ネイルチップ販売に資格は必要?
ネイルチップ販売をするには、資格は必要ありません。
実際に、資格無しでネイルチップ販売をしている人気作家さんもいらっしゃいますので、センスやチップ作成の技術に自信がある方で集客が得意な方ならお客さまを集めることができます。
しかし、買う側からすると資格を持っていた方が安心材料になります。販売サイトのプロフィール欄に資格所持をアピールすることで、資格が無い方との差別化ができ、購入される可能性もアップ。全くネイルの事を知らない素人と思われることがなく、信頼性が高まるので、資格取得をおすすめします。
おすすめのネイル資格
- JNECネイリスト技能検定
- JNAジェルネイル技能検定試験
JNECネイリスト技能検定
公益財団法人JNECが主催するネイル検定です。
ネイルの正しい技術と知識の向上を目的とした実践に役立つ検定試験です。
ネイルチップ販売を行う場合、爪の構造や衛生管理、爪の病気に対する基礎知識は持っていたいもの。
最低限の基本技術の習得という面でも、取得をおすすめします。
検定は1級・2級・3級がありますが、ネイルチップ販売を行う場合、まずは3級のみでも◎。
JNAジェルネイル技能検定試験
NPO法人日本ネイリスト協会が主催するネイル検定です。
プロとしてサロンワークでジェルネイルを施術するために必要な理論と技術の修得を目的に実施しています。
ネイルチップ販売はサロンワークでお客様へ施術する訳ではありませんが、ジェルネイルの特性についての理解や基本的な技術、基礎知識を持っているという証明になりますので、取得すると良いでしょう。
検定は初級・中級・上級の3段階がありますが、ネイルチップ販売を行う場合、まずは初級のみでも◎。
ネイルの資格を取得するには、ネイルスクールに通うか通信講座で学ぶことをおすすめします。
プロのネイリストになる!ヒューマンアカデミーのネイル講座ネイルチップ販売を始める準備
ショップのコンセプトを決める
ここが一番大事です!
ショップのコンセプトとは、どんな方にどのような商品を提供し、どうなってもらうのがゴールなのか?
という商品設計を行うことです。
始めにこのコンセプトをしっかりと練っておくことで、ショップのブランディングに繋がり、ターゲットとするお客様が必要とする商品作りができるのです。
時間をかけてしっかり作り込みましょう!
商品価格を決める
ネイルチップの価格を決めましょう。
なんとなくこれくらいの価格なら売れそう…という感覚で決めてはいけません。
価格の決め方のポイントは、自分がネイルチップ販売にどれくらい時間をかけることができて、いくらの利益が欲しいかを洗い出し、具体的に計算することです。
※利益=販売価格ー経費(材料費・梱包材代・配送料・販売サイトへの決済手数料など)
1セット作るのにどれくらい時間がかかるのか考えてみてね!
副業だしお小遣い程度に収入になればOK、という方もいると思いますが、あまりに利益が少なすぎるとネイルチップ販売を続けるモチベーションがだんだんと下がっていくかもしれません。
かといって初めは高すぎてもなかなか売れませんので、他のショップを参考に相場を考慮して価格を決めるといいですね。
出店先を決める
ネイルチップをどこで販売するのかを決めましょう。
主な出店先は、
- ネットショップ(BASEやSTORES
などに自分のショップを作る) - ハンドメイドサイト(minne
やcreemaなどの、ハンドメイド商品販売専門サイト) - フリマアプリ(メルカリ、ラクマなど)
- ハンドメイドマーケット(イベント出店)
- 委託販売(美容室などの一角)
などがあります。
複数の出店先を組み合わせることで、集客の間口を広げることが可能です。
ショップのインスタグラムアカウントを作成する
あなたの作った素敵なネイルチップも、出店先に並べただけでは販売に繋がりません。
商品の魅力やブランドの世界観をSNSを利用してPRしましょう。
インスタグラムにネットショップへのリンクを貼って、集客導線を作ることが大切です。
サンプルチップを用意する
ネイルチップのサイズが合わないと、不自然に見えたりすぐに外れてしまって、購入してくれたお客様の満足度が下がってしまいます。ピッタリサイズを把握してもらうために、購入前にサンプルチップでサイズ確認を確認してもらうのが良いでしょう。
何も塗っていないクリアのチップにサイズ番号を記入し、全サイズを1セットにしたサンプルチップのセットを作成しておきます。
サンプルチップ単品で販売するか、ネイルチップ代金に込みにするかは、ショップによって様々です。
ネイルチップ販売に必要なもの
制作に必要なもの
- ネイルチップ
- ジェル
- アート用品
- LEDライト
- 筆
- チップスタンド
- ネイルファイル(やすり)
ネイルサロンのようにお客様へ施術するわけではないため、必要な道具はかなり少なくてすみます。
100均で揃えられるものもありますが、品質を保つためにはネイル用品を販売している通販サイトでの購入がおすすめです。
おすすめのネイル用品通販サイト
NAIL TOWN 〜ネイルタウン〜梱包に必要なもの
- ネイルチップを貼る台紙
- 両面テープ
- ネイルチップを入れるケースや箱
- 発送用の封筒や段ボール箱
- 緩衝材やプチプチ
ネイルチップを発送するための梱包材が必要になります。
破損しないようにしっかり梱包しましょう。
梱包材は100均で揃えることも可能なため、費用をおさえることができます。
台紙やケースは少しこだわってショップのブランディングに繋げましょう。
その他必要なもの
- 取扱説明書
- サンキューカード
- ショップカード
- チップ装着用の両面テープ
- ミニヤスリやウッドスティックなどの装着用品
必須ではありませんが、取扱説明書があると親切です。
初めてネイルチップを使う方もいますので、使用方法や注意事項を記載したものを作成しておくと良いでしょう。
両面テープなどの装着用品の購入は、SHEIN(シーイン)が安くておすすめです。
SHEIN(シーイン)ネイルチップ販売の手順
いよいよネイルチップを作成していきます。
はじめに決めたコンセプトに沿ったネイルデザインを考え、まずは10パターンは作成しましょう。
ほこりやゴミが付かないように気を付けながら作成します。
使用したジェルのカラーやパーツをメモなどに記録しておくと、同じデザインを複製するときに便利です。
出来上がったら、トップジェルのツヤがあるか、ベタつきやひっかりがないか、丁寧に確認しましょう。
スマホで撮影してもOKです。
窓側の自然光の当たる場所で撮影すると、キレイに写りおすすめです。
実際のネイルチップの色味との差が出ないように、気を付けましょう。
商品名と商品の説明文を考え、登録します。
商品の特徴が伝わるように、デザインのイメージやどんなシーンで使うのがおすすめかなどを記載すると良いでしょう。
インスタグラムなどのSNSにアップして、たくさんの人に商品を知ってもらいましょう。
販売開始前の商品でも告知しておくことで、販売開始したら買おうかな〜と検討してもらえるのでおすすめです。
まとめ
ネイルチップ販売のやり方を解説しました。
意外とやることが多くてスタートまで大変だな…と思いましたか?
ネイルチップ販売を始めてみたいなと思った方は、あなたの作った素敵なネイルチップでお客様に喜んでもらえることを想像して頑張っていきましょう。
楽しみながらはじめてみましょう♪